女の子が酷い目に遭う物語5本

悲しいけどこれ面白いのよね

Sっ気はないけど悲しい話に惹かれてしまう笹原慶です。

最近読んでる小説、漫画がやたらと「女の子が酷い目に遭う」っていうストーリーが多いのです。しかもどれも面白いんですよね。

そんなわけで「女の子が酷い目に遭う」本を集めてみました。

酷い目と言うか悲しい目に遭うのほうが正しいか?グロはなしだ!俺は認めない!

 

1、ガンスリンガーガール

 

GUNSLINGER GIRL(1)<GUNSLINGER GIRL> (電撃コミックス)

GUNSLINGER GIRL(1) (電撃コミックス)

 

 はい、いきなり王道きました。

架空の現代イタリアを中心とした物語。 

さまざまな事情で助かる見込みのない少女や危篤状態の少女たちを特殊な治療を行い義体化しイタリア政府が設置した社会福祉公社と名づけられた場所でテロリストたちと戦う女の子たちの話。

 少女たちは知らされないままに治療を受け、目が覚めると銃の使い方や戦闘知識を刷り込まれているが、過去の記憶は一切なくしている。そんな彼女たちにはそれぞれの担当官と呼ばれるフラテッロ(パートナー、兄弟)があてられていて担当官を守りながらテロリストたちに立ち向かっていく。戦う中でもちろん負傷するのだけれど、その都度義体パーツを交換しまたあらたな戦いへと挑んでいく。

 そんな超絶な義体を使うことは脳の寿命を縮めることになり、それは彼女たちの本当の死を意味する。戦わなければならないが戦えば戦うほどに彼女たちの寿命は縮んでいく。

 

出てくるフラテッロは十数組。少女を戦いの道具としてしかみない担当官、テロで失った妹と重ね合わせてみてしまう担当官、少女をパートナーと見てなるべく長く生きさせてやりたいと願う担当官などなどいろいろな関係を描いています。

 

僕は「ペトラ・サンドロ組み」が一番好きです。

 ↓この二人組みですね。

GUNSLINGER GIRL 8

GUNSLINGER GIRL 8

 

 

 

 

2、僕だけがいない街

 

僕だけがいない街(1)<僕だけがいない街> (角川コミックス・エース)

僕だけがいない街(1)<僕だけがいない街> (角川コミックス・エース)

 

 

↑上のリンクで期間限定で試し読みできますよ。

 

 アニメ化されてーの、実写映画化されてーので絶好調ですね。

主人公、藤沼悟はそこらへんにいそうな売れない漫画家。だけれど、ある能力を持っていた。(ババン)

それは何か悪いことが起こる予感を察知することができ、かつその悪いことが起こる前の時間にタイムスリップする「リバイバル」という能力をもっている。母親が事件に巻き込まれ殺されてしまい、さらにはその容疑者として警察に終われる身になってしまう。そこで起こった「リバイバル」。

なんと藤沼悟は小学生の時代までリバイバルしてしまった。(ババババン)

母親を救うには小学生のときの同級生の女の子を救わなければならないと気づき小学生をやり直すというストーリー。

あ、OP曲アジカンですよ!初期のアジカン曲ですよ!ソルファに収録されてた曲です。10年前のアルバムの曲をセルフカバーでシングルカットってすごくね?買うくね?

 

www.youtube.com

 

 

3、パーフェクトブルー

 

パーフェクトブルー【通常版】 [Blu-ray]

パーフェクトブルー【通常版】 [Blu-ray]

 

 今は亡き今敏監督の初監督作品。

三人組のアイドルグループから脱退した主人公未麻。女優として生きていこうとするも人気が出ず、脇役どころかお色気担当までやらされる始末。その一方でもともと所属していたアイドルグループは人気を博しており、未麻とは対照的な生活を送ることになる。そんな未麻の周りでは猟奇的な事件がおき、熱狂的なファンからは脅迫状もとどきどんどん追い詰められていく。

未麻の目指す将来はどこにあるんだろうか?映画の最後をみるまでこの物語がどういう終わりを迎えるのかまったく分からずただ不安だけが募っていくのだけれど、最後は。。。

 

こちらもなんかいろんな意味でえぐい作品です。精神的にくるものがありますね。

 

4、砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

 

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない  A Lollypop or A Bullet (角川文庫)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)

 

ジャケ買いをした本ですが、ものすごく裏切られたもの。

だって見た感じ雰囲気いい感じで綺麗だし、タイトルにも砂糖菓子なんてかわいらしい言葉が入っているもんだから軽い気持ちで買ったら、中身が悲しい女の子二人の話だった。

裏表紙より引用

その日、兄とあたしは必死に山を登っていた。

見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。

あたし中学生の山田なぎさは、子供と言う境遇に絶望し、一刻も早く社会に出てお金という「実弾」をてにすべく、自衛官を志望していた。

そんななぎさに、都会からの転校生、海野藻屑は何かと絡んでくる。

うそつきで残酷だが、どこか魅力的な藻屑となぎさは徐々に親しくなっていく。

だが、藻屑は父からの暴力に曝されており、ある日・・・

 

5、ちいちゃんのかげおくり

 

ちいちゃんのかげおくり (あかね創作えほん 11)

ちいちゃんのかげおくり (あかね創作えほん 11)

 

 

子供のときに読んだ覚えがあるけど、こんなん泣くやろうが!

「小学生の国語教科書の記憶に残るのはどれ?」ランキングだとポディマハッタヤさんとの二強だぞ!

 

戦争文学とでも言えばいいのか、第2次世界大戦の悲惨さを描く物語。

父親が出征する前の日、先祖のお墓参りに行った帰り道、主人公ちいちゃんのお父さんは家族に「かげおくり」の遊びを教えてくれました。よく晴れた日に自分の影をじっと見つめて、空を見上げると自分の影が空に映って見えるというもの。

父親が出征し、戦争が激化。ちいちゃん一家も空襲にあい、親とも離れ離れ。そんな焼け野原でもと家があった場所で1人でかげおくりをするちいちゃん。

そのとき家族の声が聞こえ、ちいちゃんのからだは軽くなり空へふわっと浮かび上がってしまう・・・